2020年から始まった新型コロナウイルス感染症の流行を経て、多くの企業でテレワークの導入が進み、働き方が多様化しています。この働き方の多様化と共に、見直され始めているのが組織のマネジメントです。実際、Job総研の調査によると、68%がテレワーク下でのマネジメントに課題があると回答（※）しており、組織内の信頼関係が問われるようになってきたことが分かります。このような環境下において企業が成長し続けるためには、イノベーションの創出が求められます。

当社は、「信頼」をキーワードに人と人との新しい関係・関係性を作り、新結合（イノベーション）を増やすことを提案。ピープルアナリティクスの技術を基にして、1on1での話し方・聴き方を可視化する1on1サポーター「Ando-san」、イノベーティブな組織への変革を促す組織診断「イノベーション・サーベイ」の2サービスを提供してまいりました。

この度調達した資金は、主にマーケティング、セールス組織の拡大、プロダクト機能の拡充に充てる予定です。

今後も当社は、「信頼によって人と人をつなげ、多様性のある組織を増やす」のミッションのもと、サービス強化に取り組んでまいります。

※ジョブ総研『​​2023年 リモートマネジメント実態調査』：https://job-q.me/articles/14782

ミレイズ Partner & CEO 岩田真一 様

10年以上の研究経験と、事業会社で新規事業に取り組んだ経験を持つ鹿内さん率いる同社は心理的安定性だけではなく「信頼」に着目してスコア化するという、新しいアプローチを提案しています。MIRAISE は同社の科学的なアプローチとピープルアナリティクスの実践経験が融合したユニークなプロダクトに大きな可能性を感じ、リード投資家として支援をさせて頂くこととなりました。

2016年の創業から地道にMVP（Minimum Viable Product）の検証を進め、今回初めて、VCであるMIRAISE様他、個人投資家複数名様よりご出資いただけたこと、心から嬉しく思います。

昨年2023年4月には、京都大学 情報学研究科で博士号を取得後、機械学習の専門家として、アカデミックでもスタートアップでも活躍した植野剛さんの参画がありました。彼の参画は、単にAIの要素が加わるだけでなく、シンギュレイトがかかげる信頼のマネジメントに、人間や組織のシステム的な理解や応用を加えてくれています。コロナ禍を脱した今、大きく事業を加速させる決意を胸に資金調達をおこないました。

従来ピープルアナリティクスは、データ分析により、人事を「可視化」したり「評論」することにとどまることも多くあります。我々が考える次世代ピープルアナリティクスは、組織改善のための「施策実施」と「効果検証」の両輪が回る影響力をもったデータ活用を基礎に置いています。失敗に立ち止まることなく、検証をまわし続けられる体制・ツールこそが本質的な課題解決です。

この次世代ピープルアナリティクスを通じて、単に「問題のない組織」ではなく、新しい挑戦ができる「イノベーティブな組織」への変革をご支援いたします。

■Ando-san

1on1のあるべき姿を現場に浸透させる導入から1on1の効果測定までを伴走するサービス。いまお使いのTV会議システムに、WEBアプリケーションであるAndo-sanを同席させるだけで、話し方・聞き方のふりかえりをデータで提供。

■イノベーション・サーベイ by Cingulate

心理的安全性の先にある、人と人の多様なコラボレーションを生み出す組織の信頼を測り、イノベーションの生まれやすさを診断する組織診断サーベイ。